2024/11/16
クリスマス・イブが近づくにつれ、高まる期待と現実の狭間で要の心は鬱いていた。一方、鏡にとって、イブは狂おしいほど愛しい姉の帰国の日。鏡は、他人には決して見せる事のない無垢な笑顔で姉を出迎えた。姉は変わらぬ笑顔で鏡に応えながらも、ずうずうしいほど天真爛漫な第三者・・・付き人の千早を紹介するのだった。見せつけるように姉にまとわりつくその存在に、鏡はとまどいを隠せない。そんな鏡を「遊び」だす姉。抗えない鏡。だが、千早が大事な思い出にまで踏み込んでこようとした時、鏡の中で何かがはじけた・・・・!